こんな作業もします
他の工房がしない作業
ここでは、八王子市 南大沢の都立大学(現 首都大学東京)正門横にあるシンボルタワー「光の塔」のために作った日時計とオルガン付き振子時計の設計制作について記します。
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上下合成写真
自動オルガン付き振子時計
旧都立大、現首都大学東京 入り口すぐにある光の塔シンボルタワー内。
1991年完成。発案・工作・取付:須藤オルガン工房
デザイン:高橋 英子
時計・オルガン部製作:ドイツNaeschke工房日時計と対をなす 大地の力によって駆動され等時運動をする振子を使った時計を提案した。
収容曲: Josef Haydn
Andante 4
Menuett 5
Allegretto 7
Allegro modelato 9
Menuett 11
Presto 12
残念ながら 1997年3月の定期保守作業以来保守を行えない状態が続き 故障休止中。
しばらくの間、機械時計やオルガンに知識のない業者が保守を行っていた模様である。
埃すら払われないまま、みすぼらしい姿をさらしている。先日調査の依頼を受けて行ったところ
1ヶ月程度を要する大規模保守作業が必要な状態になっていた。
完成後20年近い年月が経過し、さらに十年近く埃すら払っていないのであるから当然ではある。近い将来 大規模保守を行えることを期待している。
Maerz 08
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写真提供: 下田 直宣
アナレンマ(光の塔内部床面)
光の塔内部の床にはこの窓(二つの日時計の間にある)から正午に差し込む太陽の光が床に1年かかって描く位置がプロットしてある。 アナレンマと呼ばれる8の字型を描く。
地球が楕円軌道と描いて太陽の周りを公転することと、地軸が傾いているために生じる現象である。Wikipedia アナレンマ
(英語、独語のページの方が充実している)太陽の南中時間は日々異なる、すなわち均時差がある。 それを均したのが、平均太陽時である。
光の塔内のアナレンマは 日本標準時正午の太陽の位置を投影している。
この壁は光路を遮らないように作ってある。
しかし、残念ながら夏至には ・ ・ ・
下の説明をご覧下さい。![]()
写真提供: 下田 直宣
アナレンマ(続き)
床面を3階から見たところ。 床にプロットされたアナレンマが見える。
冬至には光の塔の床を外れて左の階段下の床にまで光は伸びる。 階段下に冬至の表示が埋め込まれているが、ここからは見えない。
左上から右下へ斜めに多少石材の色が濃い部分がある。 春分・秋分の日には太陽の光はこの線上を移動してゆく
完成後最初の冬至には所用があり、自分で確認は出来なかったのだが、当時の学長さんはわざわざ光の塔内のアナレンマでその正確さを確認して下さった。 最も誤差が起きやすい冬至に確認して頂けたことでホッとした記憶がある。
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写真提供: 下田 直宣
アナレンマ(続き)
この写真で6月と7月の表示は良く読み取れる。
右の夏至の表示は読み取りにくいがその位置は床にプロットしてある。 残念ながら壁の厚みに遮られて光はそこに落ちない。 計算上ここに光が落ちるはず ということである。以下の日時計とともに
発案:日本設計
デザイン:高橋 英子
設計:須藤オルガン工房
金属工作:ネルサ工房Maerz 08
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設計している頃、間違いがあってはいけないと思い詰め、度々夜中に目覚めて眠れぬ夜を過ごした。 模型を作ったり、自宅のバルコニーに小さな日時計を作って確認していた。
計算にはSharp のポケットコンピューターを使用。設置の時には不運にも私は入院する羽目に陥り、現場に居ることが出来なかった。 方位の取りかた、基準点の取りかたGnomon(影を投影する棒)の角度の取りかたなどを記したメモを作って作業を依頼する他に術は無かった。 良い作業をして頂き結果は良好であった。
日時計
旧都立大、現首都大学東京入り口すぐにある光の塔シンボルタワー外壁。
1991年に完成。大地が太陽を廻る動きと自転を感じ、季節の移ろいを感じる時計として製作。
八王子市南大沢時間で表示する。
標準時とはおよそ 19分+均時差 のずれがある。両日時計の間に縦長の黒い部分がある。ここには直径300mmの窓がある。
外壁の日時計にも標準時正午のアナレンマが記してある。
もっときれいな写真はこちらhttp://homepage2.nifty.com/minam/031103hidokei.htm
日時計に彫られた太陽の様子が良く見えている。http://minam.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_34af.html
同じ方のBlog、前記の記事の修正など。Maerz 08
再びこのような楽しい仕事をする機会が訪れることを期待したい。
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Angefangen Okt.2005