日付:7月22日 この内容は本日行った作業です。

今日も手鍵盤部への送風関係の作業をしていました。 Recit(第三鍵盤)への風は今まではC,Cisそれぞれの風箱の直下に取りつけた遊動吹子でした。 G.O.同様 重りを使った蛇腹型吹子にします。これは1台でC,Cis両側に風を供給します。 蛇腹型吹子を置く場所が無く、配置は風箱直下に吊り下げるように取りつけます。 この画像は追ってUP致します。 おそらくこのような形で蛇腹型吹子を配置するのは世界初、あるいは本邦初ではないでしょうか。

このような方法が取れるということは今後ネオバロックのオルガンを改良する機会にひとつの光明となると思っています。 多くの場合に『蛇腹型吹子は場所を要するので・・・』後からの設置は不可能と判断されてきました。

写真
画像は上記の吹子へ風を供給する送風管の途中に設けたカーテン弁です。 左下から風が上がってきます。 送風管は右に200mmほど位置がずれて風箱を支える梁を避けて、風箱に向かいます。 この位置をずらすための送風管部分があったことが幸いし、ここに弁を設けることができました。 弁の断面積に少々不安がありますので、C,Cis両側に同様な弁を設け、両側から風を供給することにしました。
明日午後から宮崎へ出張となります。その後しばらくぶりに短時間帰宅し、工房で工作をしてからカタリナ学園にもどります。 現場作業は継続しますがHPは滞るかもしれません。 火曜日には再開できると思われます。
ご了承ください。

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