日付:7月05日 この内容は本日行った作業ではありません。

鍵盤を外して掃除をするのも定期調律保守ではできない作業です。
今回は、鍵盤を外すだけでなく、鍵盤に付けてあった重りを外しました。 ネオバロックのオルガンの時代には鍵盤に重りを付けてバランスをとるのが常識でした。

吊り鍵盤など、伝統的な方法が見直されるようになって、このような重りはまったく利するところがないことが明確になりました。 吊り鍵盤に改造することはできませんが、害のある重りを撤去してタッチを軽くかつ敏感にすることができます。
この作業もこのチャンスを逃せば最低10年は機会が巡ってくることはないでしょう。

画像は第一鍵盤まですべての鍵盤を取り除いた後の状態です。 綿ほこりが見えています。
これでも、ほこりは非常に少ないといえます。

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