日付:99年7月07日

メカニズムのガイドが多数あります。 以前はかなりきっちりしたガイドを作っていました。 最近の私の楽器ではできるだけガイドの数を減らし、ゆるめのガイドにしています。 メカニズムの多少のゆれよりも摩擦の方が害が大きいと考えるようになったからです。 今回このオルガンのガイドは全面的にゆるくしました。 また水平に伸びているメカニズムがたるまないように支持している ひも も交換しました。

写真

まだ効果は試せません(吹子を作るため2名帰工房中、風箱に風が入らないため)が演奏感覚に良い結果をもたらすでしょう。 雑な演奏はそれが顕著に出ますが、良い演奏では表現力が出てくるものと期待しています。

上の画像ではメカニズムを吊るひもの長さを調整しているところです。 この方法はドイツに居た頃、真珠のネックレスを作っているところで教わった技法です。
このメカニズムはPedalのC側へ行くメカニズムです。 すぐ上を斜行している(作業のためよせている)のはGrandOrgue C側へゆくメカニズムです。

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